人気ブログランキング | 話題のタグを見る

木洩れ日の森から

komorebit.exblog.jp
ブログトップ
2011年 07月 28日

不 味 い !

先日ご紹介させていただいた
「酒 肴 奇 譚」の著者小泉武夫氏の著作を検索していましたら
食の専門家にはふさわしくない「不 味 い !」のタイトル発見
東西のグルメ本、酒肴本数あれど、不味いをテーマの本は聞いたことがございません
この小泉武夫氏、かなり変わったお人のようです
わざわざ、「不 味 い !」物を集めた本など読む人がいるのでしょうか
と突っぱねては見たものの
しかし、考えてみますると
「不味い」は「美味い」の裏返し
ならば、「不味い」ものの考察は「美味い」ものへの追求に通ずる筈ではないでしょうか
と、思い直し
行きつけの図書館の蔵書をば検索
すると驚くなかれ単行本、文庫本、新刊を含め三冊もあるではないですか
かなり読まれているらしい

遅ればせながら

不 味 い !_d0082305_546489.jpg


味覚人飛行物体を自称されるだけあって
世界各国の珍奇悪食あらゆる不味いといわれる食物に挑戦される鋼鉄の胃袋には、いやはや敬服です
しかしまあそれほどの珍奇悪食に遭遇することもまづ無いことと思われますので、笑い話として読み飛ばします
でも、その中で「カラスの肉」がそれほどまで強烈に「不味い」とは知りませんでした
どれほどひもじい思いをしても、決して手をだしてはなりません、くわばらくわばら

不味い食べ物の中でも、先に挙げた珍奇悪食に関してはこれ、趣味の問題、味覚の多様性の問題でありませので、よしとしましょう
しかし、「不味い」原因が、料理人もしくはお店や企業の怠慢やら儲け主義やらだとすると、これは許し難いことであります
著者も数々の事例を挙げられておりますが
私も先日
大好物の、駅の立食いうどん
私は生まれが関西のためでしょうか、どうしても日常はうどんです
関西風の薄口だし汁の讃岐うどんはもちろんですが
関東封の真っ黒な汁で出される「駅の立食いうどん」もまた別の食べ物として好物の一つです
ところが先日、小腹がすいてある大きな駅の「立食いうどん」に寄ったところ
かき揚げうどんのチケットを出し、カウンターをちらりと覗いてみたところ
なんと、そこには、うどんやそばの入った丼がずらりと並んでいるではないですか
とうぜん、この丼のうどん玉を煮えたぎる鍋に移してと、思いきや
その冷えきったうどん玉の上にかき揚げをのせ、真っ黒な汁を注ぎ、刻み葱
「ハイお待たせ」とそのまま出てきます
いかに一杯350円の立ち食いうどんで有ろうとも
これはないでしょう

勿論これが美味い訳はありません
うどんは互いにくっついて、団子状態
お箸でやっとほぐしますが
モチモチならぬモチャモチャ・・・
おまけに
かき揚げはブヨブヨ

なんともあと口の悪い

立食いうどんでした

不 味 い!


にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村

by takibiyarou | 2011-07-28 05:47 | 雑観


<< 富 士 見 酒      恒 例 の ピ リ ピ リ >>