木洩れ日の森から

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2005年 04月 02日

走り花 新年


袴はくまでのおしゃべり弓始


吊り処なきまでの献灯初社


貰ふまで膝を崩さずお年玉


餅を焼く炭もふるさとよりのもの






初風呂や父の自慢の力瘤


湾沿ひに連なる尾灯恵方道


ねんごろに注文受けて初商


片言を母が通訳初笑ひ






点前より道具ほめられ初茶会


手ばなしで笑えぬ話女正月


人目引く様に風呼び懸り凧


書初めの捨てたものでもない我流






表具して見れば上出来描初


まだ海鼠噛める幸せ年の酒


犬もまた主にならひ寝正月


衰えし眼みひらきかるた取り






同齢の淋しき数の年賀状


人のものみなよく見えて福袋


まっさきに受けし烏の御慶かな


カラオケが罅を殖やして鏡餅






初日待つ私語をつつしみ軒雀


早いもの勝ちにつられて買初め


約束の行先忘れ夢始め


白菜の四つ割り庖丁始めかな






大型の机に替へて屠蘇祝い


何糞の面をとられて初稽古


衝動にかられれるままに買始め


八起きまだかなふ齢や初みくじ






よく笑ふ嫁が読み手の歌かるた


初夢の世は青春の真只中


聞く耳を持てば応へて初音かな


お年賀のお菓子おめでたづくしかな






助っとはやっぱり夫夢始め


女正月酔わねば言へぬ話など


新婚の居間に挨拶嫁が君


病むよりはましの関白薺粥






■ 走り花

■ 「狩」に掲載された入選句

    誌上にて鷹羽狩行先生をはじめ諸先生方の
    御批評・御解説を賜りました

■ 受 賞 句

    マスメディアに取り上げられたり・賞を頂きました


私なりに選び集めました

■ 走り花 春 

■ 走り花 夏 

■ 走り花 秋 

■ 走り花 冬 

■ 走り花 新年

■ 五 七 五

by takibiyarou | 2005-04-02 11:28 | 五 七 五 | Trackback | Comments(0)
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