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木洩れ日の森から

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2001年 01月 01日

珍 奇 薄 物 館 1室

悠 久 の 時 の 流 れ に
化 石・古 生 物

化石の王様 アンモナイト
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借用 参考画像
アンモナイトは現生のオウムガイとよく似ていますが、実はイカやタコと同じ軟体動物の頭足類の仲間なのです。
イカもタコも石灰質の硬い殻を失って、わずかにイカの甲や、タコのくちばしが遠い先祖のからだにあった硬い殻の名残なのです。
軟らかいからだの仕組みは、アンモナイトに似ています。
今から4億年前のデボン紀から6千5百万年前の白亜紀まで、およそ3億5千万年もの間、繁栄と衰退を繰り返し、白亜紀の終わりに恐竜と同じようにこの地球上から突然絶滅しました。
「化石の王様」と呼ばれるアンモナイトは、3億5千万年という気の遠くなるような時間の中、進化と衰退を繰り返してきたため、その色や形などの外見は産出する地域や、化石となった時代によっても「千差万別」です。

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アンモナイト化石の断面
Ammonites
ジュラ紀前期、約1億8,000万年前
Somerset,England


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草食恐竜の大腿骨の一部 化石
Dinosaur-bone
ジュラ紀(Upper Jurassic)
約1億5,000万年前
Utah,U.S.A. 草食恐竜
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こんなヤツだったのかも、知れません??

アパトサウルス (Apatosaurus sp.)
竜盤目:竜脚下目
アパトサウルスは、およそ1億5千万年前のジュラ紀後期に生息していました。竜盤目竜脚類(下目)に属します。竜脚類は、史上最大の陸生動物を含むグループで、群れで行動していたと考えられており、大きな体と長い首、長い尻尾が特徴的です。このような形体は現代の動物には見られないものです。





恐竜復活の鍵 虫入り琥珀

この虫入り琥珀は、バルト海沿岸地区で産出したもので、
約3000万年前(新生代第三紀漸新世)の松柏科植物の樹脂が地中で化石化したもので、樹脂が固まる前に封じ込められた昆虫がそのままの姿で封入されています
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虫の拡大写真
虫入り琥珀
Insects in Amber
第三紀・漸新世
約3,000万年前
Dominica Republic 映画「ジュラシック・パーク」で、恐竜復活の鍵となった“虫入り琥珀”は一躍、関心を集め話題にもなりました。
実際にも、琥珀の中の昆虫化石からはDNAが検出されています。
今後、虫入り琥珀の研究が進展すれば、生物の進化をDNAレベルで解明し得る可能性があり、将来は絶滅した生物の復活でさえ可能にするかもしれません。

このようなことからも虫入り琥珀は、現代そして未来に及ぶ、実に多くの可能性を秘めた“神秘のタイムカプセル”と呼んでも過言ではないでしょう。


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マンモスの体毛
Mammoth-hair
Mammuthus primigenius
第四紀・更新世
約1万年前
Yakutiya,Russia(Siberia)
マンモス象
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珍 奇 薄 物 館 1室_d0082305_871844.gif借用 参考画像

長鼻目、エレファス属のプリミゲニウス
(Primigenius、最初に生まれたという意味らしい)を指し
鮮新世(180万年~500万年前)にマストドン象(Mastodon)から分化した象とされています。

この目(もく)には、インド・ビルマ・タイなどに生息するインド象(エレファス属)と北アフリカのサハラ砂漠以南に生息するアフリカ象(ナウマン象に近いロクソドンタ属)の現生種がいます。

漸新世(約3,700万年前)から中新世中期までの約2,600万年間にアフリカ・ユーラシア大陸から北アメリカ一帯に生息していたらしいとされ、
短剣状の牙をつけた背丈の低い象で全身長い体毛で覆われています。
日本からは岐阜県の瑞浪層群からアゴの化石(日本産最古の象化石)が発見されています。

最近シベリヤで永久凍土からかなり保存の良い状態で発掘が報告され、これらのDNAによるクローン再生プロジェクトが進行しています。・・・

良いのでしょうか?

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マンモスの牙の断片
Mammoth-tusk
Mammuthus primigenius
第四紀・更新世
約1万年前
Yukon-River,Alaska,U.S.A.




サメの歯化石

Lanna Obliqua
新生代始新世Eocene(約5,000万年前)
Morocco
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サメの顎骨と歯化石
Lanna Obliqua
新生代始新世Eocene(約5,000万年前)
不明
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巨大ザメ、ジョ-ズの乳歯?(うそ)

ホホジロザメの仲間とメガロドン
恐竜の絶滅した時代、つまり6500万年前からすでにホホジロザメの仲間はすでに存在していました。
この時代の地層からはホオジロザメの仲間の歯が数多く見つかっています。そしてその仲間から派生したものが、メガロドンです
カルカロドン・メガロドン最大15メートルにもなるホホジロザメの祖先で、新生代第三紀の中新世(2600万年~600万年前)の海生息していました。
硬骨魚類のサメの全身骨格が発見されることはきわめてまれで、現代のサメがどうやって進化したのかは、謎につつまれています。
サメの歯は比較的ぬけやすくなっていますが、サメの歯は一つぬけるとすぐに次のが後からせり出してきてあいた穴をうめます。
サメの歯はつぎつぎ再生するので、永久に歯がなくなることはありません。



三葉虫化石
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Trilobites
詳細不明
三葉虫 Trilobites
体が三つの葉にわかれているという意味で付けられました。
カニやエビと同じ節足動物の仲間だそうです。
古生代、カンブリア紀(約五億年前)海底に生息していたのですが、古生代末に絶滅しました

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二枚貝化石
詳細不明


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生きた化石
「メタセコイヤの化石」のかけらです
某有名博物館のゴミの中より選別

メタセコイアは、スギ科の植物で樹高20、30m 和名はアケボノスギといいます
1939年、日本にて「セコイア」に似た化石が発見され、化石発見者の三木茂博士により少し変わったセコイヤという意味で『メタセコイア』と命名されました
セコイアは、中生代ジュラ紀から新生代古第三紀に繁栄




■ 珍 奇 薄 物 館 1
   悠久のときの流れに

■ 珍 奇 薄 物 館 2
   魅 惑 の 摂 理 

■ 珍 奇 薄 物 館 3
   流 れ 星 の か け ら た ち

■ 珍 奇 薄 物 館 4
   愛 し き も の た ち

■ 珍 奇 薄 物 館 TOP


by takibiyarou | 2001-01-01 00:10 | 珍 奇 薄 物 館


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