人気ブログランキング | 話題のタグを見る

木洩れ日の森から

komorebit.exblog.jp
ブログトップ
2013年 02月 11日

菰かぶりの

13-2-11

食べ過ぎ、呑み過ぎのお腹を何とかせねばと思い立ち

今日は朝から、薪づくり

改装前の内装材を細割にして炊きつけ用

そして、ゴウ介家から頂いた、菰かぶりの二斗樽をひん剥いて

木っ端入れ

樽は灘の生一本、白鶴

菰かぶりをひん剥くと、発泡スチロールの上げ底出現

お尻のすぼんだ樽にスチロールの胴巻き回してあります
(上げ底ではなく、運搬時の破損防止の緩衝材)
これにより、末すぼまりの樽が縁起物の末広がりに
菰かぶりの_d0082305_109552.jpg

江戸時代、上質の上方のお酒は下り酒と呼ばれてたいそうです
なので上方以外は「下らない」・・・
そのため、大量の酒樽が菱垣廻船、酒荷運送専門の樽廻船で江戸に運ばれました
この船旅により、スギ樽の香りがほどよく移り樽熟成も充分に進み、より旨さも増したようで
そのまま上方に逆戻りした樽もあったとか
これを「戻り酒」と称して、たいそう珍重されたらしい
この頃には、樽のサイズも大きくなり、四斗樽(72リットルサイズ)となりました
樽が大きくなれば困るのが樽の破損
破損を防ぐ目的で、酒樽に菰(こも)を巻き付けたのが、菰樽(菰冠樽:こもかぶりたる)の始まりとか
菰には、他の銘柄と区別するために、各銘柄の特徴をあらわしたデザインが描かれました
菰樽は酒蔵や料理店での店頭に置かれ、銘柄をアピールするツールとして使われています
菰かぶりの_d0082305_1041720.jpg






にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村

by takibiyarou | 2013-02-11 10:02 | お酒にまつわるお話


<< リスがきた      歓迎会 >>