13-8-23
昨夜の雨も上がり
豆シバはなちゃんとの、朝のお散歩の後
はなちゃんママさんが、富士見の湧水「小泉」にご案内くださるとのこと
ノエルにお留守を頼み出かけます
鉢巻道路を西に少し走り、ペンションビレッジの手前を左に下る
辺り鬱蒼の赤松林を抜け、中央道の下を潜ると
南アルプスを背景に畑が広がる
この辺りは、かつて井戸尻遺跡、藤内遺跡など縄文中期中葉を中心とする
井戸尻遺跡郡の中心地でもある
道の右手の森に入ると少しばかりの空き地がある
ここに車を止めて森の中に分け入り、鹿よけのネットを潜りトンネルを抜ける
そしてまた少し昨夜の雨に濡れたミズヒキを掻き分け進むと
小さな滝が現れる
以前は三筋の流れだったそうですが、今は二筋清水が湧き出している
ここが地域で「小泉」と呼ばれる湧水地だそうです
なるほど、鬱蒼の杉木立の乗り面から流れ出る泉
かつて、縄文の人々の喉を潤したかも知れぬ清らかな流れ
流れの脇には、紅ミズヒキや黄色なウマノアシガタ、キンミズヒキが咲く
少し下を走る中央道の騒音もここには届かない
人知れず流れ続ける泉
はなちゃんママさんお気に入りの
素敵な場所です
帰りに、近くの「高森草庵」をご案内いただきました
「
高森草庵」は禅の研鑽に勤しむ中からカトリックに目覚めた
押田成人神父により、1963年この地に開かれ、農業生活とともに著作活動に取り組まれたそうです
その茅葺きの草庵がいくつか点在し、現在もミサが行われているそうです
その一つの「お御堂」、中を覗かせていただきますと
囲炉裏の周りに茣蓙敷いてあります
はなちゃんママさんのお話によりますと、押田成人神父曰く
「私はキリストに出会った仏教徒、座して祈るのが合っている」のだそうです
森の中の茅葺の草庵
隠れキリシタンを思わせるひっそりとした佇まい
湧水と草庵散策
素敵なひと時でした
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