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木洩れ日の森から

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2014年 03月 28日

「すが漏れ」現象の怪

先日の大雪の後、西の窓に異常事態が

幾つかの窓ガラスの外側に氷が・・・

事情が、よく解らないと思いますが

窓ガラスの外側に、水が流れて、その水が即凍る

そんなことが二三度あり、変だなーと思っておりましたら

とうとう、一番端の窓がえらい事に・・・

「すが漏れ」現象の怪_d0082305_06393330.jpg


こんなの初めてです

調べてみましたら

すが漏れ  」という現象、らしい

大雪と雪解け、そして異常なまでの低温が原因らしい


屋根に雪が積もり、それが室内の暖房にて融かされ水となる

その水は、雪の下を流れて軒に達します

その雪解け水は、軒から滴り、ツララとなります

が、この時に、軒の先端部の水と雪が凍りつきますと

この氷がダムとなり、大量の雪解け水を貯水してしまいます

この大量に溜められた水は、出口を求めて

「毛細管現象」と言う魔法で持って、屋根材の僅かな隙間に吸い上げられ

雨漏りとなる

台風の大雨でもなんとも無いのですが、雪と氷によってもたらされる

雪国地特有の雨漏れらしい・・


大きなツララのできる時は、要注意のようです


この現象の対策としては


 1- 室内を暖房により、温めない
     屋根の上の雪を溶かさない

 2- 屋根に上って、凍りつく前に雪を落とす


 3- 屋根の傾斜角度を大きくし、雪が積もらないようにする


 4- 屋根をヒータで温めて凍りつくのを防ぐ


と、こんなとこらしい・・・が


どの対策案も、有り得そうにもありません


1-は、凍死するか、はたまた冬にはお山に行かないか・・・

2-は、やって出来なくもなさそうですが、これまた命の保障がありません

3-は、いまさら有り得ない工事となります
  増築に当たり、苦肉の策での緩い傾斜
  これほどの豪雪は、正に想定外 

4-これが一番有り得なさそうな方法ですが

  なんと、一番可能性の有る方法らしい

屋根材の下に全面のヒーターを設置すれば万全なのは解りますが、これは有り得ないこと

しかし、検索して見ますと

後工事で出来そうな方法もあるようです

軒先の屋根材の上から貼り付けられるシート状のヒータ がある
接着により貼り付ける物やら、マグネットシーとになっている物やら
かなりのバリエーションがあるようです


しかし、安価な工事ではなし、DIYによる施工も考えがたい

増築後、毎年のように多少の雪は積もり

幾たびかの大型台風にも異常なし

そして、1月の大雪の後にはこの現象は現れませんでした

確かに、今回は屋根の雪が融ける前にまたしてもの豪雪でした

そして、その2月の豪雪の後に現れた現象

極寒ではありますが、今までは積雪の少なかったこの地域

決して、雪国ではありませんでした

今までは・・・

今回の豪雪を数十年に一度の大災害と見るのか

それとも、地球の異変にてこれからも頻繁に起こりえる事と考えるのか


除雪機さえも準備して置かねばならないのでしょうか




実に

悩ましいところです・・・


追伸
なんで「すが漏れ」と言うのか、これも疑問でしたが
先ほど、chatadonさんから
氷のことを(しが)というとのコメントを頂きました
調べてみますと、確かに「しが」と言い、東北の豪雪地帯では
雪下ろしのほか、屋根の氷を割るしが割り 」をするとの情報を得ました
「しが漏り」が少しなまって「すが漏り」となったのでしょうかねー

chatadon さん、ありがとうございます

すが漏れ」を津軽語辞典で調べてみると、のっていました
 氷のことを「しが」「「すが」と呼ぶのは
  東北地方の方言のようですね

またすが漏り」は、冬の季語だそうです
風情のある響きですが、怖いです・・・












by takibiyarou | 2014-03-28 03:26 | 八ヶ岳


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