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木洩れ日の森から

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2006年 08月 28日

今夜は鯛の兜煮

夕方からスコールのような雨になりました。
先ほど灯したWelcome light が雨のカーテンで少しにじんで見えます。
こんな日でも、ご近所の友人をお招きしての宴は、延期にはなりません。
それも、デッキで、
我が家のデッキは屋根付きですので、雨が降ろうと、ここでお食事です。
傍から見ると、スコールの中、蝋燭の灯の元デッキでのお食事はチョッと異様かもしれません、しかし我が家はそんな事お構いなしです。
今夜は久しぶりにお逢いできた友人ですので、鯛のお頭(兜のみ)です。
我が家は瀬戸内生まれのせいか、お魚が大好きです。特にカマや兜の部分、俗に言うアラ、スーパーに行くと鮮魚コーナーの一番端っこに一パック200円位で積み上げて有ります。
そう、愛犬ノエルも食べている、あれです。
時間をかけてゆっくりと煮込んだ兜煮を肴に、冷たく冷やした日本酒をいただくと、時間の流れがゆったりと感じられますね。
お魚の食べ方の上手い下手がはっきりと出るのもこのお料理でしょう、上手い人が食べたあとは猫またぎ。
料理屋さんではよく見かけるこの料理も家庭で作られる方は余り居られないようです。
やはり素材の見た目が悪いのでしょうか。家内は海の近くで生まれたせいか、平気です。
よって我が家ではこの鯛の兜煮をよく作ります。
鯛の兜に熱湯をかけて、生臭みをよくとります、そして鱗を丁寧にとります。
次に1/4に裂いたゴボウをお鍋の底に敷き、その上でよく洗った兜を煮付けます。
このゴボウは焦げ付き防止にもなり、また味が染み込んで絶品です。
我が家の煮物はほとんどお砂糖を使いません、お酒と味醂とお醤油そして根生姜でじっくり炊き込みます、この時に落し蓋をお忘れなく。
あとは焦がさぬように時々の味見を楽しみながら、忍耐です。

ですが今夜は根生姜の代わりに葉生姜を、ゴボウの代わりに焼いた白ねぎを使い、時間が無いので強火で素早く煮上げました。
何でもあるものを使うのが我が家のスタイルです。

鉢に盛り付けたら、木の芽を添えて。

今夜は鯛の兜煮_d0082305_20485729.jpg


滝のような雨の中、今晩もデッキで宴です。

今夜の器は
刷毛目染付角鉢

この鉢は河童橋で見つけた物で
素麺から煮物まで幅広く活躍しています




お料理の写真は難しいのでありません・・・
ご想像に任せます。

by takibiyarou | 2006-08-28 07:25 | 八ヶ岳


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