森の朝、いつものようにノエルに起こされ、晩秋の森をお散歩です
もうだいぶ黄葉は進み、唐松の黄金色の雨が舞い朝日に輝きます
この季節の森をなんと言い表せば良いのでしょう
我が語彙の貧弱を呪います
黄金色の森の所々に真っ赤に色づいた紅葉が朝日に透けて
森のステンドグラス
昨夜の雨の雫がやはり朝日に光ります
そんな幽玄の森に包まれているとなんだか、夢うつつ
少しだけ幽玄の森を頂いて
お部屋に活けてみましょうか
ノエルもお腹がすいたようです
少し急いで帰りましょう
ススキを分けて歩きます
この道を曲がればもう我が家です
と、そのとき
何とも神々しい光の束
昨夜の雨のせいでしょうか
それとも、幻
天使の梯子の出現です
幽玄の森のクライマックスでしょうか
身動きもできず、ただ立ち尽くします
降り注ぐ
木洩れ日の
光のシャワーのその中に