木洩れ日の森から

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カテゴリ:洞爺の記憶( 10 )


2008年 07月 19日

洞 爺 の 記 憶

森の朝食は、ヨーグルトにハスカップ

真っ白な、ヨーグルトに鮮烈な紫

北の地で初めて味わった森の味覚

ちょっと酸っぱくて、森の香り

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洞爺の森から唯一のお土産
一口含むと、洞爺の記憶が甦ります

村を走る真っ直ぐな道
普段、人っ子一人見かけない、そんな留寿都の村
ある日警察官が溢れます
10m間隔で立ち、行き交う車にはほとんど赤色灯が点滅しています
所々ではバリケードで封鎖、検問です
山口県警、埼玉県警、長崎県警もいますね
その中でも一段と凄いのが千葉県警の検問所、フルフェイスのヘルメットに防護服
ミシュランのマスコット、ビバンダム君を思わせるその出で立ちは
まさにロボコップ
戒厳令下の村でした

そしてサミット閉幕
一夜明けるとどうでしょう
あんなにいたはずの警察官の姿がどこにもありません

あれは現実の事だったのでしょうか

白昼夢

各国の要人をお迎えしたのですから当然かも知れません

戒厳令下のお祭りは終わりました

誰一人姿を見ることもない、いつもの村がそこにあります

ちょっと酸っぱい

ハスカップに甦る

洞爺の記憶です



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by takibiyarou | 2008-07-19 07:22 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 06月 27日

中 島 原 生 林

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                     先日の風景

洞爺の森は濃い霧に覆われています
行き交う車のヘッドライトが霧に拡散して奇妙な美しさを創り出しています
昨日見つけた畝のマルチングの美しい畑に差し掛かりますが今朝は全く霧の中
ただ前方に警備の検問らしき赤色灯の点滅が奇妙に溶け込みます

今日は久しぶりにお休みすることに決めました

サミットのメイン会場のウインザーホテルに差し掛かりますと
そこは警察署の構内の様相、10mごとに立つ警察官、これでは蟻の子一匹入り込むことは出来ないでしょう
そんな異様な状態です
3度の検問を潜り抜け、洞爺湖温泉に到着

洞爺湖ビジターセンターに車を着け洞爺湖の自然の下調べ
ついでに火山科学館にも足を運びました
学芸員さんとの会話の中で洞爺湖の中央に浮かぶ中島に上陸できるとの情報を得て
すぐに桟橋に向かいます
桟橋では今まさにかなり悪趣味な船が出航しようとしています
他の船を探すか、諦めてこれに乗るか、さてどうしましょう
時間もありませんので諦めて乗船します
船はかなり大型ではありますが、西洋のお城を型取ったと思われる異様な姿です
どこの観光地にもこの手の目を覆いたくなる代物はありますがこれも又その一つです

そんな船も霧の湖水を進みます

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やがていくつかの小さな島を抜け、中島の桟橋に接岸、すぐに折り返すそうです

島に上陸すると目の前に、かなり古そうな森林博物館、そしてその背後にはおみやげ屋さんがあります
この島はかつて人の生活の場でしたが今では無人島のようです
このおみやげ屋さんで入山の届けを出し、いざ原生林に分け入ります
と、意気込んで出発はしたものの、原生林に続くはずの道には綺麗にウッドチップが蒔かれています
綺麗に整備された原生林とでも言うのでしょう
まあ、これも又よし、としておきましょう

霧もすこし晴れて来たようです
フタリシズカの群生のトドマツ林を抜け、桂などの広葉樹の森に変わります

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やがてその深い森が開け、広い草原が出現「大平原」と呼ばれる場所に出たようです
この森には約200頭のエゾジカがいるそうですが今日は姿を見せません
「大平原」はかなり大きなワラビの群生
ここで山菜採りはいけません、諦めて進みます
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やがて大きな赤松の倒木に到着
「森の巨人たち100選」に数えられたこの推定樹齢400年の巨大エゾアカマツも
2004の台風で倒れてしまったそうです
現在この松のクローン木の植樹が行われていると
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さて、そろそろ戻りましょうか
次の船の時間に間に合いそうです
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下山すると、おみやげ屋の近くにエゾジカがいます
おやつをねだっているのでしょうか
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砂浜に、カモメが一羽
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霧に浮かぶウインザー城

by takibiyarou | 2008-06-27 20:41 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 06月 22日

足 湯 の 森

08-6-21
北の街に来て、そして洞爺の森の人となり早一月
お仕事の方も今のところ、危惧していた程のトラブルもなく山場を迎えようとしています
大方の設備工事も終わり、外構の造園工事に取りかかります
前面に夏椿(シャラ)の高木を植え込みました
なにせ場所がホテルの駐車場、木を植えるには90センチもの盛土を入れます
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工事の方は専門の業者さんが着々とやってくれますので
お隣のプロジェクトを訪問します
エネルギーを全て自然界から調達しようとの近未来型住宅「ゼロエミッションハウス」
建物自体は某住宅メーカーのお仕事ですが内部の特殊なインテリア部分を私たちの別部隊がお手伝いしているのです
近未来のテクノロジーと和のテイストを融合させようとの目論見
話題の国宝、「玉虫厨子」の平成版をも展示され
そして土の匠、「左官 狭土秀平」氏の仕事も見られそうです

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こちらの工事も今が山場

ピリピリとした空気の中にも

少しだけほっとした安堵感が見えてきました

夏椿が植えられただけで、殺伐としていた現場も

少しだけ、洞爺の森に近づいて来たようです

足湯の森の完成が待たれます


もう少しです

by takibiyarou | 2008-06-22 07:48 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 06月 15日

湖 水 残 照

08-60-14
昨日の雨もあがり、晴天の一日です
お仕事の方は今日で第一段階の完了、と言ったところです
建物の方はほぼ完成、後は札幌に保管中の燃料電池、足湯の湯船を搬入、そして設置するばかり
これから先の打ち合わせを兼ねて、プロジェクトの関係者を空港まで送った帰り道
千歳の街を抜けるとそこは森、鬱蒼の森を貫く真っ直ぐな道をひた走ります
すでに日は西に傾き、夕闇が迫りつつあるようです
一人で森を走っていると、ついつい降りて森に入りたくなってしまいます
そんなす衝動を抑えつつ、やがて支笏湖が見えてきました
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湖水の向こうに今にも日が沈みそうです
その残照に浮かび上がる山並み、そして輝く湖面
これには車を止めずにはいられません
湖水の辺にしばらく佇み、ただ西の空を見つめます
心の中が全て空っぽ、何にも考えることなど出来はしません

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ふと我に返り、再び走り始めます
すると今度は素敵な川が目に入ります
美笛の森あたりでしょうか
また寄り道です

美しい残照の川に見入っていると、なんだか視線を感じます
何でしょう、他に車は止まっていません
こんな山の中、歩いて来る人もいないはず
目をこらして、よくよく見れば向こう岸に何かがいるようですが定かではありません
突然それが反転し、川の中に走ります
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三頭の白いお尻、鹿のようですエゾシカとご対面です
八ヶ岳でよく見るホンシュウジカより一回りくらい大きな鹿です

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夕まぐれの中、

洞爺の森に急ぎます

すでに夕餉の支度が出来ているはず

今夜も一人で宴です

by takibiyarou | 2008-06-15 09:45 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 06月 11日

洞 爺 の 森 人

08-60-10

洞爺の森の人となりました
夕方から呑んだくれているせいか、朝は3時頃目覚めてしまいます
いくら何でもこの時間から起き出すと近所迷惑、今一時じっと辛抱
4時半くらいになりカメラを提げて出かけます
森伝いにしばらく歩き、背丈ほどもある下草の少し切れた場所を探します
道の少し先では、警察の検問が行われています
こんなところで、森に入っていくとかなり不審に思われるかも知れません
でもそんなこと無視しましょう

クマザサ、バカでかい蕗、中生代を思わすようなこれもデカイシダ、留寿都の森に分け入ります
ひんやりとした朝の光もまだ届かない鬱蒼の森
大きな倒木を乗り越え進むと少しばかり開けた場所に出ます
足下には小さな白い花の群生、当然私には名前など判りません、薄紫のスミレの仲間も咲いています
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朝露にズボンの裾がかなり濡れてきます

ズックもしっとりとしてきました

宿に帰って朝餉としましょう

by takibiyarou | 2008-06-11 06:45 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 06月 05日

洞 爺 の 森 に

08-6-4
すでに明るい早朝の北の街を抜け、230号線をひた走ります
さすがにこの時間は他に走る車もごく少なくす、少しピードを出しすぎるくらいです
燃料計を見ますと半分くらい、給油しておいた方が良いかもしれません、これから約80Kmのドライブです
札幌でのお仕事も何とか順調に進み、ルスツの現場の進行状況を見に行きます、勿論お仕事なんですが、その前に洞爺の森に足を踏み入れてみたくて、少し早起きして出かけてきました
ガススタンドは数多くあるのですが24時間営業のお店がなかなか見つかりません、昨日からの値上げでどの店も172の数字が掲げられています、歓迎できる数字ではありません
しばらく走ると、やっと営業しているセルフの給油所を発見、何と、こちらは169円得した気分で満タン給油、ほとんど貸し切りの国道を走ります
やがて白糸隧道を抜け定山渓温泉に入りますがこの時間、開いているのはコンビニだけです
町はずれの空き地には警察のバスが数十台、物々しく並んでいます
道は次第に大きくくねくねとした登りとなり、白樺林の中を中山峠に差し掛かります、この峠を超えればもうすぐ喜茂別「洞爺の森」ももうすぐです
やがて川が見えてきました、喜茂別川かもしれません
最初この地を訪れたとき冬枯れの広大な森にはまだかなりの雪が残り、火山噴火当時の荒涼とした風景とイメージが重なり何か胸を打つ物がありました、その雪解け水を集めかなりの水量で流れる荒々しい川でもありました
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その川は見慣れた本州の川とはなんだか印象が違います、何が違うのか定かではありませんが渓谷を流れる急流とは違い、平野の森の中を蕩々と流れる欧州的なイメージなのかも知れません
しかし今では、その川もl少し穏やかさを取り戻したようです、森の芽吹きからもそんな印象を強くします
車を留め、川沿いを少し歩いてみましょう

洞爺の森

幾度もの有珠山の噴火に飲み込まれ、焼かれ、枯れ果てた洞爺の森は

いま再生しようとしています

まだまだ木々は細く頼りない森ですが

森に朝の日差しが差し込んできます

その光に大きな蕗の葉の朝露がきらりと輝きます、森の命の証し

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さらに230号線を進みます、やがて道路脇で検問の警察官の姿が数多く見られるようになりましたが停車を求められることもなく、今回のお仕事場留寿都(ルスツ)に到着
時間はまだ早すぎるようです、洞爺湖まで足を伸ばして見ましょうか
ルスツ高原をしばらく走ると、左手に洞爺湖が見えてきます
そして右前方にはサミット会場のウインザーホテルが丘の上にアステカのピラミッドのごとくそびえ立っています
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湖畔に車を止め降りてみると眼前に霧が湧き立ち、幻想的な湖面が広がります
この現象を何と呼ぶのかは知りません、しかし頻繁に見られる現象ではなさそうですしばし幻想の湖水に見入ってしまいます
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火山の噴火、森の消滅、そしてその森の再生

この過酷な大地のドラマも悠久の時の流れから見ると

ほんの一瞬の出来事なのでしょうか

そして、その一瞬の時に同席出来る事もなんだか感動的ではありませんか

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週末からは

いよいよ留寿都

洞爺の森の人となります

by takibiyarou | 2008-06-05 19:31 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 30日

手 湯 ・ 足 湯

08-5-29

手湯の吐水口から出てきました、先端技術のお湯が

今回の北の街でのお仕事は洞爺湖で開かれる例のイベント関連
各国マスメディアの拠点となるルスツリゾートに建築中のIMC(国際メディアセンター)で日本のCO2削減等環境への取り組みをアピールするための展示
その一つとして実用化間近の「燃料電池システム」を実際に稼働させ、電力と温水を取り出すとともにその温水で手湯・足湯を楽しんで頂こうとの趣向
果たして温泉に接したことの少ない海外の方が入ってくれるのかは、かなり疑問なのですが
しかしやる以上は、トラブルは許されません
そこで、北の街のある研究施設をお借りして実際と同じ状況を作りシミュレーションを行っているのです
今回は、都市ガス、プロパンガス、灯油の三つの燃料を使うメーカー三社三種類の燃料電池システム、これらを連動させて運転するというかなり難易度の高い初めての試みなのです
燃料電池は各種燃料から水素を取り出しそれに空気中の酸素を反応させ電気を起こします
そしてその過程で出る熱を利用してお湯を温めるのです
すでに新総理官邸など代表されるいくつかの公共機関での利用が始められている技術なのだそうです
各社の極秘ノウハウを結集して開発された機器を並べ連結して運転するのです
他社に情報が漏れないように各機器にシートを掛けそれに潜っての調整です、勿論制御PCも隔離されます
そんな各社の極秘機器を連動させてスムーズに連続運転させようと言う無茶な計画なのです
しかし、さすがに日本を代表する企業のトップエンジニア達です
何とか難関を乗り越えお湯が出てきました
その先端技術により温められたお湯を蜘蛛の巣状に張り巡らされた配管を通し檜の浴槽に導きます
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手湯の吐水口から出てきました、先端技術のお湯が
このお湯を足湯の湯船にためて温度の斑を計測、各種のデータを採取します
そして何日か連続運転をして起こりうるトラブルを事前に検証するのです
そんなお手伝いが今回の任務
このところ北の街札幌は寒いです
午前7時、外気はかなり冷え込んでいます、慌てて送ってもらった防寒コートを着込みます

そんな北の街も後一週間

このシミュレーションを終え、来週はルスツの建築現場に合流です

洞爺の森の散策が楽しみです

by takibiyarou | 2008-05-30 10:58 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 26日

円 山 原 始 林

08-5-25

北の街の端の方に部屋を借りて五日目、何とか居住地域の環境や生活にも慣れ始めました
中央区の端っこ、この地域にお部屋を借りたのは、少しでも森の近くにいたいからです

お仕事の方も何とか軌道に乗ってきましたので、今日はお休み
朝からの曇り空はいつ降り出すか判りませんが、お散歩に行ってみましょう
すぐそばの円山公園の森を抜け、そして北海道神宮の森を抜けると円山原始林へと続きます
都会のすぐ隣に(札幌市中央区)こんな深い森があるなんて素敵なところですね
円山原始林は標高226mのそれほど高くない山です
元々アイヌの人々はこの山を「モイワ(小さな山)」と呼んでいましたが、その以後倭人が円山と名付け、そして「モイワ」の名は同じく倭人の誤解により円山の東南に位置する藻岩山に引き継がれることとなったようです

円山公園側の登り口には四国八十八箇所に習い八十八カ所の観音像が奉られています
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その苔むした石仏に見守られながら登り始めます
ポツポツと雨のようです、しかし軽装の若い女性がそんな雨も気にしない様子で登り始めます
負けずに私も登りましょう、小雨の森をゆっくりと登ります
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かつて人の手が入っているようですので本当の意味では「原始林」ではなさそうですが
それでも相当の樹齢を思わせる巨木が数多く目につきます
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天然記念物に指定されているせいでしょうか、荒らされず植生が保護されているようです
途中、雨に慌てて下山される何人かの登山者とすれ違い、雨を気にもせず登り始める私たちを奇妙な様子ですれ違います
しかし、鬱蒼の森ですのであまり雨の影響は無いようです
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八十八カ所の石仏を過ぎ、木の根の階段を登り頂上付近に到着しますと、そこにはやはり雨を物ともせず一心に絵筆を振るう人がいます、お邪魔しないようにそっと迂回しましょう
山頂の岩場からは雨に煙る札幌の街が望めます
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ここで一息入れたいところですが、山頂は森が開けたところ
雨が激しくなって来ましたので下りの路に入ります、登りとは違う円山動物園の裏手に出るコースを下ります
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濡れた山道を滑らないように用心しながらゆっくりと下ります

久しぶりの森の香り、木々の息づかいを肌に感じる素敵なひとときです
登り始めてから約一時間半、自然遊歩道で森を回りもとの円山公園に帰ってきました
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さて、お腹も空きました

帰って朝餉と致しましょう

単身赴任の

一人だけの朝餉です

by takibiyarou | 2008-05-26 05:42 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 24日

檜 の 香 り

08-5-16
北の街から一時帰り、翌日は木曽路
名古屋まで新幹線のぞみ、そして特急に乗り換えて中津川、そしてそこからは鈍行
ここまで来ると懐かしい香りがします
八ヶ岳のお山に続いているような、そんな懐かしさを感じます
初夏のようなそんな日差しの中、木曽川の辺の小さな駅に降り立ちます
一つ手前の駅、車内の放送で「次の○○駅では一番前のドアしか開きません」
「切符を運転手に渡してください」
何とも素敵な放送が流れました
今度もかと期待したのですが、今度は前の駅よりは少しは立派な駅でした
学生さんらしき人たちに三人とともに降り立ちあたりを見渡すと、若いお兄さんがこちらを見ています
お迎えの方のようです、今日はこの山の中で製作されている今回のイベントに使用する足湯用「檜の湯船」の出来具合を見に来たのです
前もって電話しておいたので工場の方がお迎えに来てくださったようです
それにしても高級車ではないですか、若いのに凄い車で来ていますね
社長さんの運転手かも知れません
にこやかにご挨拶され名刺を差し出されました、「檜を薄くスライスした」名刺です
かすかに檜の良い香りが漂います、見ますと「代表取締役」と有るではありませんか
社長さんです
「ずいぶんとお若いですねー」と言うと「二代目なんですよ」とちょっとはにかみます
凄く感じの良い青年社長さんです
ご一緒に近くの道の駅で名物のお蕎麦を頂き、工場に案内されました
綺麗に整頓された「檜の香り」の漂う工場です
その中央に今回製作を依頼した「檜の湯船」が据えられています
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まだ完全に完成ではないようで、何人かの職人さんが作業をされています
滑らかに削られた木肌に触るとしっとりと無垢の木の温もりが伝わってきます
職人さんといくつかの問題点を議論し方法を見いだします、この地で経験を積んだすばらしい職人さん達です、残りの数日間で完全に仕上げて下さるでしょう

後はお任せして、帰郷の途につきます
名古屋まで帰り、新幹線に乗った時にはさすがに疲れが出てきてそのまましばらく眠ったようです
目覚めると「のぞみ」は新神戸を過ぎた頃、母に電話しておきましょう
早めに郷里の駅に着いたのですが、少し寄り道しなければなりません
今回の長期出張ではネット環境の整っていない場所が多くその対策のために「モバイル」とやらに挑戦しなければなりません
駅近くの携帯電話のお店に行き「モバイルカード」を購入します
以前、別の携帯電話会社の「モバイルカード」を使用したことがあり、そのときの請求額が月当たり20数万円、これには驚くより腰が抜けてしまいました
その経験が「モバイル」恐怖症となっていたのです
今回は仕方なく別の携帯電話会社で「定額契約」を強調、何とか契約に漕ぎつけました
この定額で契約すると「カード本体」がただになるのだそうです
なんだか不安が残りますが契約しました
そして手持ちのPCの設定を依頼したのですが、指定の時間に行ってみてもまだ出来ていません
そばに着いて見ていましたが、どうもやったことが無いようです
田舎の町の携帯電話屋さん、「モバイルカード」自体が初めてらしいのです
色んな所に電話しながらそれでも泣き言一つ言わず「大丈夫ですよ」と笑顔で作業を続けるけなげな若い店員さんに好感を抱き、文句は言いません
二時間後、やっと何とか設定が終わりネットに接続出来るようになりました
母をかなり待たせているようです、急いで実家に向かいます

駅の新しい高架通路を通り、綺麗に整備されたお店やスーパーを抜け
エスカレータを降りると、風景は一変
そこには昔懐かしい昭和の家並みが現れます、いつもながらこのギャップには驚かされます
実家の玄関を開け昔懐かしいあの時間に戻ります
部屋に上がるともう夕飯の準備は出来て居ます、すぐに風呂に入れとせかされ従います
一年ぶりの母の料理です
もう八十五、それにしては元気な様子にほっとします
しかし足腰はかなり弱ってきているようです、仕方有りませんね
今回帰ってくる孫達に渡そうとお小遣いの封筒を準備しています、その封筒には一人一人に当てた俳句が三句づつ書かれていますそしてご丁寧にその意味までも
そんな準備が母にとっては凄く楽しいひとときなのでしょう
父の残したウイスキーの瓶を開けながら、母との久しぶりの差し向かい


すでに昔の時間の中に居ます


母と父そして昔の私

by takibiyarou | 2008-05-24 04:54 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)
2008年 05月 17日

北 の 街 か ら

08-5-14

北の街は雨、フロントガラスを雨粒が激しく叩きます
慣れないレンタカー、そして不案内な北の街、その上夜の激しい雨
これだけ悪条件がそろうと疲れもピークに達します
感度の鈍い動きの遅いナビゲーションにいらつきながらやっと札幌の市街に入ったようです
ホテルの周辺に近付いているのですが、道路の工事中でようすが一変しています、カーナビは役に立たないようです
一時車を降りて駐車場への入り口を確認、やっとホテルの人となりました
運良く、お部屋はかなり広めのツインのシングルユース
シャワーの後、空港で買ってきた小瓶のアルコールが胃袋に染み渡ります、これにてダウン

08-5-15

北の街の朝は早いようです、外の明るさに慌てて時計を見ると、午前3時
カーテンを閉め直してもう一度寝直しです
再び目覚めまだ少し残っている昨夜の疲れを熱いシャワーで洗い流します
今日の予定はまたまたかなりのハードスケジュールです
会議用の資料を確認し会議場に向かいます
最初の会議が終わったのが11時、すぐに次の打ち合わせ場所に向かいます
札幌から峠越えで留寿都(ルスツ)に向かいます
峠にさしかかる頃にはだいぶ車の数も減り、スムーズなドライブとなりました
しかし、天候はころころと変わり、日が差していたかと思えば、激しい雨となりまた日が差す、そんなめまぐるしく変わる白樺の森の中を真っ直ぐな路が続きます
うっかりすると高速道と勘違いしそうな路をひた走りお昼過ぎに留寿都村役場に到着
しばらく駐車場で時間をつぶし、打ち合わせに望みます
何とか手続きを済ませ、次に向かうのは近くの留寿都神社、これからかかる工事の安全を祈願する予定です
神社に到着するとすでに何台かの車が止まっています、関係者のようです
あたふたと社務所を覗き、宮司さんと安全祈願祭の下打ち合わせをしながら本殿に向かいます
先ほどまで激しく降っていた雨も何とか少し小降りになってくれたようです
トーン、トーントーン
宮司さんの叩く太鼓の音で祈願祭は始まり
そしてまたトーン、トーントーン
聖なる森の空気を揺るがす太古の響きで恙なく終えることが出来ました
さて、時計を見ますと14時20分
次の会議までにどうにか食事が出来そうです
前回食べ損ねたカツカレーにこだわるスタッフを誘いレストランへ
そこで先乗りのスタッフと合流します、特急便で注文したカツカレーを胃袋に流し込み
打ち合わせ場所に移動です
今度は遊園地、ルスツリゾート
広大な面積にジェットコースターなどの遊具が並ぶディズニーランド的な施設です
今回このルスツリゾートに北の郷のビッグイベント関連の施設IMC(国際メディアセンター)が建設されています
案内されて施設とはまるで不釣り合いなオッさん達がぞろぞろと、会議の部屋までお伽の国を行進です
打ち合わせを終え、路に迷いながらやっとのことでお伽の国を脱出に成功
先行工事の監督さんと簡単な打ち合わせの後やっと本日のお仕事完了
新千歳空港に向かいます
洞爺湖を背に支笏湖方向に道を取り、ひた走ります
慌ただしい一日の疲れをうっすらと感じながら支笏湖で少し休憩と致しましょう

天候もどうにか回復の様子、春の支笏湖の湖面を見つめていると
こんな大きな自然の中であたふたと時間に追われている我が身がどうにも情けなくて仕方有りません

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空港でフライトの手続きを終え、ティールームの窓に目を移せば
西の空に真っ赤な夕日が沈みかかっています
その夕日に、ジェット戦闘機の機影が
そう言えば久々に見る夕日かも知れません

明日は名古屋でのお仕事の後郷里に帰り

父の三回忌

そして、来週からは

二ヶ月半の、北の街での生活が続きます

by takibiyarou | 2008-05-17 08:46 | 洞爺の記憶 | Trackback | Comments(0)