木洩れ日の森から

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2012年 04月 06日

ありがとう

先日の爆弾低気圧、かなり早めに帰宅したので帰宅難民は免れました
この時は事前にかなり詳しい情報があり、準備できましたから
しかし、ほとんどの災害は、いきなりやってきます
そんな時、果たして冷静なる判断や行動が取れるのでしょうか

やっと乗り込むことができた帰宅の電車でそんなこと考えました

なんだかニュースでは今後7年くらいのうちに

必ず大きな地震が来るととか・・・

そんな災害に備えなければとは思うのですが

まだなんにもしてはおりません

幸いにして

わたくしは爆弾低気圧の被害にはあいませんでしたが

3.11の被災地にもかなり被害が及んだようです

辛いことです

あの時には

日本各地をはじめ世界各国からの

迅速な救援、支援に頭の下がる想いでした

アレから1年が過ぎましたが

日本政府はあいも変わらず

政治ごっこに明け暮れております・・・

実に嘆かわしいことです


そんなこと、思い出しながら

PCに向かっていましたところ

こんな素敵な映像を見つけました




ありがとう



                     



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by takibiyarou | 2012-04-06 07:40 | その他 | Trackback | Comments(4)
2010年 05月 19日

一 枚 の 絵

森のデッキで朝餉の準備していますと、ハナちゃん家
先程の木灰のお礼に来られました、我が家の灰汁抜き方をご伝授します
そして、なにやら封筒に入ったお手紙をいただきました
お暇なときに、読んで見てくださいと

早速、拝読させていただきます
そういえば、先日お茶にお招きした折
亡くなられたご主人が残された絵のお話をお聞きしました
そのお話を綴られたお手紙のようです

「一枚の絵」と題されたお手紙

ご主人とこの八ヶ岳に山荘を建てたこと
そして、海の家もほしいねと話されておられたこと
しかしそれはかないませんでした
そんな時、八ヶ岳の山荘でピアノを弾こうとした時
鏡のようなそのピアノに映る不思議な風景
マリンブルーの八ヶ岳の空、それは幻想の海
何とも言いようのないほど素敵な海色
以前夢見た紺碧の海かも知れません
ご主人と大興奮しながら眺め、語ったそうです
この感動を残そうと写真にも撮ったのですが
やはりその感動は切り取ることが出来なかったようです

そして

ご主人の発病、医師からの告知

入院中のご主人は、医師に頼まれたそうです
どうしても描かなければならない絵がある
是非、絵が描きたいと
お知り合いの画家に手ほどきを受け始めたのだそうです

そしてある日

一枚の絵が出来あがりました

そこには

あの、八ヶ岳で見た

幻の風景が

奥様の驚き、お喜びは計り知れません

僅かな余命を注ぎ込まれ

奥様に残された

一枚の絵


ご主人が旅立たれたとき

奥様はこの手紙を綴られたそうです

「一枚の絵」

なんと素敵なお話でしょう


この一枚の絵は

八ヶ岳の山荘に今でもあるそうです


今回、下山のさいお寄りしたのですが

あいにくお会いすることが出来ませんでした

是非今度

拝見させてくださいね


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by takibiyarou | 2010-05-19 06:06 | 八ヶ岳 | Trackback | Comments(0)
2009年 11月 18日

胸 の つ か え

「木洩れ日の森から」と題したHPを立ち上げたのが今から6年前
そして分館としてこのブログをはじめてから3年が経ちました
先日、HPから「森との出会いの経緯」の部分をこのブログに転記してみました
そんなことはじめましたのは、今読んでいる白洲正子さんの著書「日月抄」に「木洩れ日」の文字を発見したからなのです
読者には意味不明のことでしょうけれど

6年前、HPを立ち上げるにあたり「こもれびのもりから」のタイトルを考えたのですが
さて、「木漏れ日」か「木洩れ日」か、はたまた「木漏れ陽」か、悩んでしまいます

事典では、「木漏れ日」(こもれび)は、森林などの木立ちから太陽の日差しが漏れる光景のこと。
「木洩れ日」とも書く。
が、一般的のようです

どちらでもいい・・・・

どちらでもいいならなぜ二つの字があるのでしょう???

「漏洩」、 漏れること。 「漏えい」と表記されることも多い。

どうも「洩」の字は当用漢字にないらしい

へそ曲りな私のこと

当然「洩」の字を採用です

見た目にも「木洩れ日」のほうが、さらりと清清しそうな感じがします

そんなことで「木洩れ日の森から」となった訳なのですが

それでもずっと、自信がありませんでした

そして先日、白洲正子さんの著書「日月抄」のなかの「日本のたくみ」で

樹齢二、三百年の黄楊(つげ)の木が、白い肌をさらして繁っている。私はなめらかな幹に手をふれて、この木を発見した工人の喜びを想った。以来、「つげの小櫛」は一つの熟語と化して詩歌に謳われたが、細やかな葉を通して、静かにゆらめく木洩れ日には、己が心を櫛に託して告げた人々の、ひそやかな想いが息づいているようであった。

こんなくだりを見つけ、長年の胸のつかえがとれた想いです

白洲正子さんも、「木洩れ日」を使われていたのですね

そんな些細な事なんですが

雨上がりのような

ちょっと晴れ晴れとした気持ちです


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by takibiyarou | 2009-11-18 10:47 | 雑観 | Trackback | Comments(0)
2009年 07月 09日

没 有 、没 有

お部屋を変わったとき
電子レンジと小型の洗濯機が欲しいと、片言の日本語スタッフに頼みました
最初は「没有、没有」(メイヨ、メイヨ(無いよ、無いよ))の一点張り
この国で頻繁に聞かれる言葉
しかし他の部屋にはあるではないか
と詰め寄ると、仕方なく微波炉(電子レンジ)を他の部屋から持ってきます
そして、洗衣机(洗濯機)も明日用意すると約束してくれました
しかし後で、明日は日曜日だから、あさって洗濯機を持ってくると言いに来ます

そして月曜日、汗だくのシャツの洗濯を楽しみにして帰宅すると
洗濯機はありません
あんなに約束をしておいて・・・
少しむっとしてオフィスに行きますが、例の片言日本語スタッフはすでに帰宅
変わりに中国語オンリーのお兄ちゃん
洗濯機が来ていないと言うと、「メイヨ、メイヨ」
こちらの人は、すぐにこの「メイヨ、メイヨ」でことを終わらせようと致します
書類を確認する素振りの後
あなたの部屋は、洗濯機の付いていない部屋だと言い張ります
別のスタッフが洗濯機を入れてくれると言ったと説明しても
「メイヨ、メイヨ」
そこで「洗濯できないと困ると」詰め寄ると、紙にB1Fと書き渡します
らちがあきません、これでは勝てそうにもありません
あきらめて、B1Fに行って見ますと、ムッとする異常な熱気
そこには大型の洗濯機、ドラム式のコインランドリー風
まあいいか、これなら部屋に干さなくても済みます
部屋に戻り、大きな袋に洗濯物を詰め込んで大型のドラム式洗濯機に近づくと
隣の部屋からおばちゃんがすっ飛んできます
部屋番号を告げると、やおら私の洗濯物袋を奪い取り、中を確認し始めます
そしてノートに記入、「一時間後に取りに来い」と、言ったような気がします・・・
多分ただではないはずと、財布を出すと、覗き込み
「その小銭を全部机に出せと」、言っているようです、多分
今まで使うことのあまり無かった小銭を全部出すと、一生懸命に勘定
25元分をとり、残りを財布に戻してくれます
たまりに溜まった小銭を処分できて助かりました
その中に、日本円の500円も入っていたような気もするのですが・・・
大きな袋一杯分、安いのか高いのか、判然とはしませんが、まあいいでしょう

食事の後でとりに行くと
きちんと?たたんでくれています
これで明日から、洗い立てのシャツが着られそうです

そして

二日後

お仕事から帰って、シャワーを浴びようとバスルームに入ると
そこに、見慣れない物が在るではないですか

洗衣机(洗濯機)

洗面台の下で給水、排水の工事がされています

しかし、電気のコンセントは反対側

なので配線は

鏡の前を平然と横断しています

いいでしょう

こいつは私が直しましょう


片言の

日本語スタッフを

信頼できなかった償いに

少し恥ずかしい思いです



中国語のレッスン帰り

街は帳を下ろします

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by takibiyarou | 2009-07-09 06:55 | 上海記 | Trackback | Comments(0)
2009年 07月 05日

你 们 好 吗?

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ふと気づくと
ここ、上海での生活ももうづいぶんになりました
いまだに言葉の問題は解決していませんが
元来の語学の苦手にさらに重なる、記憶力の衰退がすべての原因だと思われます
タクシー乗ったり、お店での食事、お酒の注文くらいは、何とかなっておりますが
少し込み入ったお話になると、如何ともすることができません
そんなある日、同僚スタッフが、日本人向けのミニ新聞の広告を切り抜いて持ってきました
長く日本で暮らされた女性が、日本人向けの中国語の生徒を募集しているとのこと
そんな話から、私もレッスンを受けてみようかと思い始め、思い切って連絡を取ってみたのです
今から始めて何処まで上達するのかは、大変疑問ではありますが

川向こう、地下鉄駅近くの喫茶店での待ち合わせ
この歳になっての習い事は、なかなか緊張しますねー
中国語で先生は「老师」と書きます
漢字で老师と書きますと、何だか老齢白髪の方を連想してしまいますが
お店に現れた老师lao shiは、すこぶるチャーミングな素敵な若奥様
十数年も日本にお住まいとあって、大変流暢な美しい日本語を話される老师です
その日はお互いの紹介など、楽しくお話をさせていただきました
もと英語の先生をされていたとか、三ヶ国語を操る才女です
そしてなんと、私の住む隣町につい今年の4月までおられたとか

色々と話も弾み、ついにレッスンをお願いすることとなりました

さて、初めてのレッスン
その日の上海はバケツをひっくり返した様な激しいスコール、そんな中
お客様から頂いたメロンを手土産に、待ち合わせの喫茶店に向かいます
中国でコーヒーは高額な飲み物なのですが、まさかホテルに来ていただく訳にも参りません
ゆったりとした、衝立のある日本のコーヒーメーカー紛いの喫茶店UBC上島珈琲
ここは日本人のお客も多く、ちょっと気恥ずかしくはありますが、じっと我慢です

さて

开始吧 kai shi ba

「始めましょうか」の中国語から、レッスン開始
いや、なかなか難しいです、発音が
「北京語言大学中国語教科書特選」なる仰々しいタイトルの教材を開きます
中国語には、ピンインと呼ばれる、英語表記に似たアルファベットの発音記号が在ります
中文PCや携帯電話などではこのピンインを打ち込んで、漢字を表記するのです
これを頼りに老师の口真似で発音するのですが、なかなか上手くはまいりません
しかしながら
「なかなかいい発音ですよ」
とのチャーミングな老师のお世辞に乗せられて
レッスンは少し先へと続きます

你好!ni hao こんにちは
你好吗? ni hao ma お元気ですか
你们好吗? nimen hao ma 皆さんお元気ですか
很好 hen hao 元気です
我也很好 wo ye hen hao 私も元気です

挨拶会話のレッスン
「幾つぐらいですかね」の問いに
「二歳児くらいでしょう」との老师のお言葉

確かにねー

そしてこのピンインには第一声(「¯」平坦)第二声(「ˊ」右上がり)第三声(「ˇ」下がって上がる)第四声(「ˋ」右下がり)との記号がつきます
有名な「ma」の四つの発音によって、その意味が変わるという奴です、妈、麻、马、骂、という具合に

今日は今天jin tian、明日は明天ming tian
数字は 一yi、二er、三san、四si、・・・これは解ります
昔、麻雀で覚えたことがこんな機会に役に立ちます
そして曜日は数字となり、月曜日から星期一xing qi yiから星期二xing qi erそして土曜日は星期六、しかし日曜日だけは星期天又は星期日
同じ漢字文化の国なのですが、こんなに違うのです
日本の七曜暦は中国からの伝来ではないようですねー

一月はyi yue、二月はer yue・・・、いけません、もうこんがらかってきましたよ

この程度でも

固まりかけた脳には、かなり負担が大きいようです

さて

今日のレッスンはこのくらいにして

帰って一杯やりますか

なんともおぼつかない、老师よりも老いた生徒ですけれど

よろしくお願いしますね、チャーミングな老师様


「请多关照 」 qing duo guan zhao


二歳児の

中国語をお肴に

一人会話の

奇妙な 宴




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by takibiyarou | 2009-07-05 08:36 | 上海記 | Trackback | Comments(0)
2007年 11月 12日

雨 奇 晴 好

今日は朝から快晴
徹夜明けの目に、朝日が眩しい

このところお仕事がピークを迎えつつあり
お山にも行けない日々が続きそうです
それでも、幸いな事に先週の週末は雨
今回のプロジェクトは屋外が主体のイベントなので
雨の日はオフ、少しゆっくりの一日がもてました

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雨といえば、晴天率80%以上、本州一を誇る八ヶ岳南麓ですが
それでも週末が雨に当たるときも結構あります
そんな時
「あいにくのお天気で残念ですね」とよく言われます
しかし、私としてはそれほど残念でもないのです
確かに晴天のお山も大変素敵なのですが、雨の日だって結構それなりに楽しいのです
お山の雨は、たいてい夕方から降り出して、朝方までには止むことが多いようです
しかしたまには朝から降り続く事だってあります、そんな雨もまたよしです
気持ちもゆったりと落ち着いて、器の繕いなどするには打って付け
散歩だって、長靴履いてつば広のハット被ってお出かけです
傘などほとんどさ差しません、冬はやはりレインコート着ますけど

雨に濡れた森、木々の葉に輝く小さな水滴

くもの巣だって美しい真珠のネックレス

しかし、ノエルは雨の散歩はあまり好きでは無いようですが


「 雨 奇 晴 好 」

禅語の中にこんな言葉があるようです

「雨もまたよし、晴れればまたよし」 どっちでもいいよ、楽しみ方は色々有るし

まさに、わが意を得たりな言葉です

元論、禅語です

もっと深い意味もあるのでしょうけど



・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「奇」は普通と変っている、珍しくて面白いことといった意味
「好」には美しいという意味もある

晴れても雨が降ってもどちらも風景に趣がある、と盧山の風景を詠んだ蘇東坡の詩の一節から

永井正之 著  「 ふっと心がかるくなる禅の言葉」より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

by takibiyarou | 2007-11-12 17:07 | 雑観 | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 05日

こ と ば 巡 り

先日の帰郷で母から、父の「遺句集」のデータ化とHPへのUPを仰せつかってしまいました
句集「山の音」を出してからの約二十年間の俳句です
父が病に倒れてから、母が少しずつ整理をしてくれていたようで
その中から約六百句ほどを選び「遺句集」としてUPせよと申します
俳句の素養の無い私にとってはかなり大変な作業です
幸い、お仕事の切れ目で暇はありますので、重い腰を上げることに致しましたが
母のくずし文字を解読し旧漢字や季語、専門用語を検索し、たどたどしい指使いで入力です
かなりの労力を要します

最初は老眼と肩凝りとの闘いでしたが、しばらく進めていくほどに、俳句には素敵な「ことば」や不思議なことば
そして意味不明なことばがちらばめられていることを再認識させられ、少し楽しくなってもきました
特に季節を表す「季語」には素敵な「ことば」、表現がたくさんあります
なるほど、目にも、音にも素敵に響くそんな「ことば」たちを操っての楽しみが、少しは解る気がしてきます
多分まだまだ気がしてきただけのことですが

あげると切がなさそうですが、父の句に出てくるそんな「ことば」を例に上げてみますと

日本では昔から月にもいろいろな名前をつけてきました「三日月」「上弦、下弦の月」「満月」などは一般的ですが
「待宵の月」(まつよいのつき) 月齢(陰暦)14日の月、満月の1日前。翌日の満月を楽しみに待つという意味
「立待月」  (たちまちづき)…月齢(陰暦)17日前後の月
「居待月」  (いまちづき)…立待月の翌日、月齢(陰暦)18日前後の月
「寝待月」  (ねまちづき)…居待月の翌日、月齢(陰暦)19日前後の月
満月やその翌日の月が見えない場合に、まず立って待ち、それでもやはり見えなければ座って待ち、それでも見えなければ寝て待つ
という、月を待つ人々の心情を表わした言葉だそうです
そして
「末黒野」(すぐろの)
 春先、害虫の駆除と肥料のために畦や野を焼くことがあります、その野焼きの後黒々と広がる大地のこと
「花疲れ」は花見疲れ
「青嵐」
 初夏のころ、青葉の上を吹きわたる風”という意味。「あおあらし」とも「せいらん」とも読みます
「魚島時」
 四~五月になると鯛や鰆などが海面にあたかも島のようになってひしめきあう
 この時期を「魚島時」というそうです
「木下闇」(こしたやみ)
  真夏の木立に出来た深遠な蔭、闇
「虎落笛」 (もがりぶえ)
 冬の夜、轟々と鳴る風のなか、ぴゅうぴゅうと、ぴぃぃと、時には長く短く、高く低く
木の枝や電線、柵や竹垣の間など、強風が狭い場所を一気に駆け抜ける時
 それが虎落笛の正体のようです

こうやって、ことば巡りをして見るのもなかなか楽しいものですね


目借時

蛙達と目を奪い合いながらの作業です

その甲斐あってか

父の「遺 句 集」も 近々UPできそうな予感です


まずは第一部


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                           ノエルの森の「アマドコロ」

by takibiyarou | 2007-06-05 06:34 | 雑観 | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 04日

目 借 時

ノエルの寝息が聞こえてきます

森の昼下がり

家内もお昼寝のようですね
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私の背後にも睡魔が忍び寄ってきたようです

そんな気配を感じてか、ページを捲る手が止まります

朝が早かったせいでしょうか
夜はお酒が入るので、割と早く寝てしまいます
だから睡眠不足ではないはず、しかし、つい舟をこいでしまいます

そんな眠くてたまらないこの時期をさして「蛙の目借時」(めかりどき)というそうですね

人が眠いのは、蛙が人の目を借りていくためだそうです 
目借時は、妻狩り時(めかりどき)でもあります
蛙がそれぞれのパートナーを探し、池や沼に集まる季節
大勢の蛙たちの中から自分にぴったりの相手を探すには、何と言ってもよい目が必要なのです
ところが蛙の目は後ろのほうに着いていて、立ち上がったりすると前が見えなくなります
そのことから古来、蛙の目は、前方が見えないという弱点をもっていると思われてきたそうです
「蛙の行列」が、前が見えない向こう見ずの人々の集まりという意味で使われ
目先の利かない喩えに「蛙の頬かむり」などと使われたりもしています

そこで、蛙は頼りない自分の目を補うために人の目を借に来るのです
しかし、蛙に目を貸した人はたまりません、睡魔に身を任すしかないのです


目借時

春暖の森の昼下がり

心地よい睡魔がやってきたようです

蛙らにしばらくこの目を貸しましょう


蛙の目借時




    誤 字 正 す 筆 が 誤 字 生 み 目 借 時


    監 視 の 目 光 ら す カ メ ラ 目 借 時

                        滋 章

by takibiyarou | 2007-06-04 06:17 | 八ヶ岳 | Trackback | Comments(0)
2007年 05月 29日

花 筐 (はながたみ)

先日母から貰った煎茶のお道具の中に「烏府」(うふ)と呼ばれる炭取りが有ります
小さな手提げの竹で編んだ炭篭です
元々は農家の菜採や花摘み用の篭をお茶に転用した名残なのでしょう
入れる炭の色合を「烏」に例え、「府」は集まるところを意味する言葉のようです
しかしこの「烏府」を見ていると「花筐」という言葉が浮かんできてなりません

「花筐」は花摘みの篭、花篭の事、「はながたみ」と読む万葉の言葉のようです
少し悲しげな響きですね

世阿弥の能に、武帝と李夫人の故事を語った「花筐」という謡曲が有るそうです
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春の越前(福井県)味真野。男大迹皇子(おおとのおおじ)からの使者が到着します。
武烈天皇の後を継ぐべく都へ向かった皇子は、故郷・味真野に最愛の女性照日ノ前を残したままでした。
使者は照日ノ前に、男大迹皇子からの手紙と愛用の花筐(花籠)を渡します。
その手紙に涙した照日ノ前は花籠を抱いて、一人寂しく郷里へと帰ってゆきます。
〈中入〉
 時はやがて秋。大和(奈良県)では継体天皇(かつての男大迹皇子)が、玉穂の地に新たに都を造営中。
そして臣下を引き連れ紅葉狩へ向かいます。
一方照日ノ前は男大迹皇子を思うあまり、越前から侍女を連れて都へ向かいます。
ときには南下する雁を頼りに、琵琶湖を越え、大和に至った照日ノ前たちは、継体天皇の行列に鉢合わせます。
行列先をけがす狂女と見なされ、天皇の臣下によって侍女の持つ大切な花籠を打ち落とされた照日ノ前は
「そなたこそ物狂いよ」と、さらに昂ぶります。
すると天皇の近くで舞うよう仰せが下り、漢の武帝の后・李夫人の曲舞を自らの思いを込めて舞います。
そしてその花籠を見せるよう命じた天皇は、ようやくそれが正に照日ノ前に与えた花籠だと気付き元の様に側近く置こうと誓い、
照日ノ前たちを伴い一行は都へ帰って行くのでした。

                              公演パンフレットより

そんな「烏府」にお花を入れてみました

竹の炭をお花に代えて


花筐

by takibiyarou | 2007-05-29 06:12 | 雑観 | Trackback | Comments(0)
2007年 05月 25日

樹 雨 の 中 を

07-5-19
森は雨のようです
いつ頃から降り始めたのでしょうか、雨音で目を覚まします
ノエルも雨音に少し不安そうですがすぐにやむでしょう、いつもの通り
それまで、もう少し寝てましょうか

案の定、七時ごろには雨は上がり、空も明るくなってきました
今回は家内がお仕事でノエルと二人の森暮らし

長靴と合羽、フェルトハットで森をお散歩
この季節、一週間も森を空けると様相は一変します
この間来たときには、木々はまだ緑の薄いベールをまとい始めたころでしたが、今はもう立派な森に変身しています
そんな森はこの時期の大切な雨を、まとったばかりのまだ小さなその葉で一生懸命に受けます
そして雨のやんだ後に、風の力を借りながら少しずつもう一度森に雨を降らせます
樹雨(きさめ)です
そんな森の樹雨の中をフェルトハットでノエルとお散歩
この雨でワラビが顔を出しているでしょう、少し頂いて帰ります
雨にぬれた新緑が、晴れてきた朝日にキラキラ輝きます

二週間ぶりの山荘を朝のお掃除、先日郷里から持ち帰ったお宝も整理しましょう
もう置く所も無くなりましたが、栃の木のテーブルの下に仮置きです
部屋にお花も生けましょう、森の新緑を少しもらって
お散歩で頂いてきたツツジのお花を蕎麦猪口に挿します、花止めは小石を三つ
「武相荘風」の吊灯明台に乗っけると、チョットいい感じになりました

デッキの手すりに下げましょう

森の苔達とも再会です

お花と一緒に並べます

雨にぬれた新緑の、ノエルの森を借景に

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                             白洲正子好みの吊灯明台に
                             染付けの蕎麦猪口
                             ヤマツツジ

by takibiyarou | 2007-05-25 06:04 | 八ヶ岳 | Trackback | Comments(0)