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木洩れ日の森から

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2019年 08月 05日

帰郷



2019-08-03

新幹線の席に着く

指定席では、楽そうな席を確保出来ませんでしたので

少し早めに自由席

車両には、大きなリュックの外国人が1/3を占めていそうです

名古屋を過ぎ、京都、新大阪、岡山に着く

駅の改札を出ると、想像を絶する人、人、人でむせ返っている
まるで、新宿状態・・・
こんなに大勢いましたでしょうか?
人々の服装とメイクを見て、少し納得
どうもイベントらしい
そろいの派手なはっぴに、顔にメイク
ソーランのイベントらしい
駅前もごった返している
そんな人ごみを抜け、コンビにで線香とライターを買う
駅地下のお花屋で。菊の花を買う
そして、汗を拭きふきレンタカー

知らぬ街と化した故郷の街をカーナビ便りに抜け
2号線に、しばらく行くとカーナビは左に行けと指示を出す
目的の墓地は、確か、2号線沿いのはず・・・
しかしここはカーナビの指示に従う
なるほど、かなり近道が出来たようです
墓地の隣の大型ドラックストアーの駐車場に車を入れて
水のペットボトルを購入
記憶を頼りに大型ドラックストアーの裏手に出ると神社がある
「貴船神社」その小さな神社の脇にこれまた小さな竹薮がある
ここは別の世界の入り口
帰郷_d0082305_05215352.jpg


昔から、そんな気がしていた小路なんです
ここはそのまま残っていました
そんな別世界への小路を抜けると
やおらせみ時雨に包まれ眼前に墓地が開ける
そんな大規模な墓地ではありません
少し小高い神社の山の斜面に張り付いた、段々畑のような小さな墓地なんです

記憶を頼りに墓を探す
ほとんどが同じ三つの苗字の墓ばかりなので
何度か段々畑を上り押しして、何とか見つける
古く荒れていた墓を、弟が改修してくれたので分からなかったようだ

せみ時雨を背に、竹薮を抜けて俗界に戻る

県北の吉備の国に向かう
インターを降りて、道の駅で休憩していると
弟からの電話
カーナビの道では、かえって遠回りなので途中まで迎えに来ると
山路を抜け、弟の住む母の故郷に向かう
開発により、かなり開けてしまった
弟の先導で、カーナビに表示されないような路を進む
昔、やはり弟の先導で歩いた獣みちを思い出す
森を抜け、急斜面を登ると母の実家がある
弟が立て替えたので、昔の姿はほとんど無い
お寺の山門の様な門を入り石畳を少し登ると、なにやら水音が
水琴窟がこしらえてあるようだ、弟らしい
庭に入ると、このあたりは昔夏休みに遊びに来た記憶が少し甦る
帰郷_d0082305_05243051.jpg


翌日、弟と山の上の寺に行ってみる
今では遊歩道が整備されている
このあたりは今、「ブッポウソウの町」として町、いや村興ししているようです
寺を降りて母に会いに施設に向かう
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弟が写したブッポウソウ


今年95歳になる母は、車椅子でカラオケを聴いて手を打っていた
まずは自己紹介から
最初、きょとんとしていたがしばらくすると少し記憶が戻ってくる
五分くらい話していると、ほとんど昔どおりになってくる
私と弟、ほとんど同じ顔の一卵性を目の前にして
ちゃんと見分ける所はさすが、産みの親である
今日は、施設の夏のイベント「納涼夏祭り」だそうだ
入所者の家族も沢山来ている、賑やかにカラオケ大会
駐車場、室内の二箇所で焼き鳥やら綿飴やらたこ焼きやらで、盛り上がる
昨日の墓参りを報告すると、涙を流し喜んでくれた
10分もするとまた記憶が遠ざかるのですが、自己紹介を繰り返す
フライドポテト数本とたこ焼き二つを食べる
弟は食が細くなったと言うが、私には良く食べるのか食が細いのか、よく分からない
スタッフが三人の記念写真を撮ってそれを団扇に加工してくれる
これで、家族の顔をいつでも見ることが出来るアイデアらしい


久しぶりの帰郷

母の顔も見て、墓参りも出来た

弟とも久しぶりに古い写真肴に、吞めました








by takibiyarou | 2019-08-05 09:23 | 雑観・雑考


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