先日待ちに待った鹹魚(ハムユイ)が届きました。
鹹魚(ハムユイ)をご存知でしょうか、広東語では(シェンユイ)だそうです。
中国料理ではよく登場する食材ですが、魚を塩漬けし発酵させた干物です。
イシモチに似た魚やコノシロなどが多いようで、アンチョビー、クサヤの類「臭い系」の食材ですがクサヤほど臭さくはなく、良いにおいの類だと私たちは思っています。
臭いさえ慣れてしまえばこれほど美味しいものはそうはありません、と言うより料理を極端に旨くする食材なのです。
使い方はアンチョビーに似ていて、炒め物、蒸し物、スープなどにほんの一欠け入れるだけで、すごく美味しくなるのです。
正に魔法の干物です。
「ハムユイ炒飯」は有名かもしれませんが、我が家では「豚肉の蒸し物」に良く使います。
実はこのハムユイが切れていて、購入しようにも、名前が分からず困っていました。
そこで暇を見て徹底的にネット検索、ついに探し当てました。そして横浜中華街のお店の写真を引き伸ばしテントに描いてある電話番号を解読。
やっと先日届いたと言うわけです。
一尾あれば数年もつ位の物ですが、少し匂いますので大きな瓶でストックしておきますます。
香る干物を前に「夫婦でニンマリの図」は、ちと、見せられませんね。
ノエルの森の程近く、グエルの森に友人が家を建てています、それも自力で。
未だ凍える3月から森のテントでがんばっていました。そろそろ外装が出来たようなので早速ハムユイで慰労会。
ご夫妻と黒ラブ3頭ご招待いたしました。
「豚肉のハムユイ蒸し」
豚ばら肉
しらがネギ
ハムユイのスライス一撮み
お酒
お皿の豚ばら肉に、しらがネギとハムユイのスライスをのせ、お酒を振りかけ
茶巾をかけて15分くらい蒸し上げます
ジューシーなスープがとても美味しいです。
テーブルも秋色に整えました。
メインの「豚肉のハムユイ蒸し」、どのお器に盛りましょうか。
このハムユイを盛ってなを余裕綽々なのは、この大鉢を置いては無いでしょう。
伊勢崎淳
備前 緋襷大鉢
一対