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木洩れ日の森から

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2008年 02月 13日

ちょい枯れオヤジの、独り言

雪の森を後にしてまだ数日なのですが
もう、森が恋しくてたまりません

別に何があるわけでは無いのですけどね

そんなに辛いことがある訳でもないのですけどね

仕事上の飲み会も、あんまり気乗りがしないのです
ああ、週末が待ち遠しい
ここのとこ家内は忙しくて、ノエルと二人きりの森暮らし

寂しくないかって ?

そりゃー寂しいですよ

でもね、その寂しさがまた酒の肴でしてね
ノエルと二人、深深と降り続く雪を見ながらの湯豆腐も、なかなかいいものなんですよ
勿論友人たちと、わいわいとやる宴もいいですけどね

たまには一人で森に浸るのも

ちょっとオツなものですよ

こんな時は、贅沢はいけません
豆腐とネギだけのほんとの「湯豆腐」
それに、「糠漬け」なんぞがあればそれは最高
時折、木々の枝から落ちる雪神楽 (こんな言葉があるでしょうか)
手炙りの炭の爆ぜる音だって、それは素敵な森のたのしみ
雪が無い時は寒さを忘れて、満天の星を仰ぎ

なに想うのかって ?

こんな時には、なーんにも頭に浮かびはしませんよ

ただ、ただ引き込まれるように、夜空を仰ぐだけ
それでも、ジーンと何かに心が満たされる、そんな気がするだけなのですけどね

月の明るい時はまた少し違いますよ
森に伸びる色んな影が、また別の世界を見せてくれるんです
月の光に照らされると、すべてが不思議な感じに見えますね

それに、月も星も無い夜の、あのどこまでもどこまでも深ーい、闇
そんな時には灯りを消して、その深い闇の中に吸い込まれるような
そんな小さな冒険もちょっと楽しいのです

ちょい枯れオヤジの、独り言_d0082305_7504367.jpg


この前森を後にしたとき、枝に刺してきたミカン

気がついてくれたでしょうか

森の小鳥たち

先週降ったあの雪は

まだ森の枝にあるでしょうか

ちょっと、寂しがり屋の

ちょい枯れオヤジの、独り言

by takibiyarou | 2008-02-13 07:04 | 八ヶ岳


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