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木洩れ日の森から

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2009年 01月 04日

仏 さ ま の ご 正 体 

09-1-4
昨年上海からお連れした厚化粧の仏様
なんとかその厚化粧を落とし、少しさっぱりされ
ぐい呑みの飾り棚の上段を空け、お座りいただきました
勿論、ぐい呑みのお酒もお供えします、買い置きしていた線香(花の香り)を立てて
これで亡くなった友人とお正月を呑み暮らす準備が完了です
暮れの忘年会、お正月の新年会
お髭の友人の奥様もご招待して皆で呑み明かしました

以前、この仏様を「観音様」とお呼びいたしましたが、確証があったわけではありません
イメージとしても「観音様」は立ち姿が多く、また印相も異なるような気がします
気になって仕方無いので少しお調べいたしました
とは言いましても、仏像の知識が乏しい上でのお調べです
なにか間違いがあるかも知れませんが、お許しください

さて印相、仏像の手の形や組み方を印契あるいは印相といい、略して「印」と呼ぶそうです
印は指で輪を作ったり、両手を組み合わせていろいろな形をつくり出します
印は仏様の御利益や担当部門、意志などを象徴的に表し仏像を見分けるときの重要なポイントでもあるようです
我が家の仏様は「合掌印」( がっしょういん)、胸の前で両手を合わせるもので普通にてのひらを合わせただけのものを蓮華合掌と呼ばれるようで、この「合掌印」は千手観音や不空羂索観音の中央手に見られるようです
やはり観音様かも知れません
そのほかの特徴は、坐像である事そしてそれは蓮の花の台座にお座りになられていること
調べてみますとこれを「蓮華座」と呼ぶようです
蓮華合掌、蓮華座、坐像
これらの特徴に当てはまる仏像はとお調べいたしますと

「蓮臥観音」(れんがかんのん)
三十三観音のうち蓮華の上で静かに合掌している姿で、三十三身中の小王身を現しているといわれています

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「観音菩薩」という名称の由来は、梵語のアヴァローキテーシュヴァラの意訳から生じたとする説が有力である。
しかし、エローラ石窟群、サルナートなどインドの仏教遺跡においても観音菩薩像と思しき仏像が発掘されていることから、その起源は中国への仏教伝来よりも古いものとも考えられ、ゾロアスター教においてアフラ・マズダーの娘とされる女神アナーヒターやインド神話のラクシュミーとの関連が指摘されている。

観音経などに基づいて広く信仰・礼拝の対象となっている。また、般若心経の冒頭に登場する菩薩でもあり、般若の智慧の象徴ともなっている。

三十三観音
(1)楊柳(ようりゅう)(2)龍頭(りゅうず)(3)持経(じきょ(えんこう)(4)円光(えんこう)
(5)遊戯(ゆげ)(6)白衣(びゃくえ)(7)蓮臥(れんが)
(8)滝見(たきみ)(9)施薬(せやく)(10)魚籃(ぎょらん)
(11)徳王(とくおう)(12)水月(すいげつ)(13)一葉(いちよう)
(14)青頚(しょうけい)(15)威徳(いとく)(16)延命(えんめい)
(17)衆宝(しゅうほう)(18)岩戸(いわと)(19)能静(のうじょう)
(20)阿耨(あのく)(21)阿摩提(あまだい)(22)葉衣(ようえ)
(23)瑠璃(るり)(24)多羅尊(たらそん)(25)蛤蜊(こうり、はまぐり)
(26)六時(ろくじ)(27)普悲(ふひ)(28)馬郎婦(めろうふ)
(29)合掌(がっしょう)(30)一如(いちにょ)(31)不二(ふに)
(32)持蓮(じれん)(33)灑水(しゃすい)

三十三身(さんじゅうさんじん)
衆生済度のために観世音が身をかえる化身
(1)仏身(ぶっしん)(2)辟支仏身(びゃくしぶつしん)(3)声聞身(しょうもんしん)
(4)大梵王身(だいぼんおうしん)(5)帝釈身(たいしゃくしん)(6)自在天身(じざいてんしん)
(7)大自在天身(だいじざいてんしん)(8)天大将軍身(てんだいしょうぐんしん)(9)毘沙門身(びしゃもんしん)
(10)小王身(しょうおうしん)(11)長者身(ちょうじゃしん)(12)居士身(こじしん)
(13)宰官身(さいかんしん)(14)婆羅門身(ばらもんしん)(15)比丘身(びくしん)
(16)比丘尼身(びくにしん)(17)優婆塞身(うばそくしん)(18)優婆夷身(うばいしん)
(19)人身(じんしん)(20)非人身(ひじんしん)(21)婦女身(ふじょしん)
(22)童目天女身(どうもくてんにょしん)(23)童男身(どうなんしん)(24)童女身(どうにょしん)(25)天身(てんしん)(26)龍身(りゅうしん)
(27)夜叉身(やしゃしん)(28)乾闥婆身(けんだつばしん)(29)阿修羅身(あしゅらしん)
(30)迦樓羅身(かるらしん)(31)緊那羅身(きんならしん)
(32)摩睺羅迦身(まごらかしん)(33)執金剛身(しゅうこんごうしん)

小王身(しょうおうしん)
10~14は五人身と呼ばれ古代インド社会の王族・富豪・在俗の賢者・官人・僧侶の各階層のものをさす

菩薩の像容
仏像で表現される場合、菩薩は古代インドの王侯貴族の姿で表される。これは出家前の釈迦をモデルとして描かれたものである。
髪は結い上げられ、結い残した髪は垂髪(すいはつ)といって肩を覆う。額には如来と同じく白毫がある。 下半身には裳(も)あるいは裙(くん)と呼ばれる巻きスカート状の下衣を纏い、左肩と右腰を巻くように条帛(じょうはく)と呼ばれるたすき状の飾り布を掛ける。 さらにその上に宝冠、瓔珞(ようらく。 ネックレス)、臂釧(ひせん。 アームレット)、腕釧(わんせん。 ブレスレット)、足釧(そくせん。 アンクレット)、耳璫(じとう。 ピアス)、天衣(てんね)。 肩や腕に掛ける細長い飾り布)といった装身具を身につける。 また、光り輝く身体を表現する光背という装飾品を背後に背負う。
さらに菩薩は蓮華座というハスの花を象った台座の上に座る、または立つ。一部 禽獣座(きんじゅうざ)といって動物の背に乗る場合もあるが(普賢菩薩や文殊菩薩など)、この場合でも動物の背の上に蓮華を載せ、その上に座る場合が多い。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
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仏 さ ま の ご 正 体 _d0082305_1157426.jpg




我が家の仏さまのご正体 

どうやら

「蓮臥観音」菩薩さまのようですね


どうぞ
よき年でありますように

by takibiyarou | 2009-01-04 11:41 | 雑観・雑考


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